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詐欺師は「結婚」を匂わせ、お金・恋愛を操る

インターネットの普及と共に出会い系サイトや結婚紹介所サイトが増えており一定の条件を満たせば入会できてしまいます。
これらのサイトの目的は自分の理想の相手との出会いです。ほとんどの利用者がまじめに結婚相手やお付き合いしたい相手を求めているでしょう。そして大勢の方が理想の相手か多少妥協してもいい相手に巡り合っていると思われます。

しかし一部の入会者の中には金銭を目的としたプロの結婚詐欺師や普通の付き合いから貢がせることを覚えてしまった「にわか結婚詐欺師」などが獲物を狙って徘徊しています。彼らは人のいい騙されやすいタイプの人間を見分ける嗅覚に優れています。

詐欺師の特徴としては、大きく2通りに別れます。

①金銭目的で接近してくる詐欺師。
②恋愛（遊びを含む）目的で接近してくる詐欺師。

それぞれ、「シロサギ」「アカサギ」の通称で呼ばれ、ひと昔前に詐欺師を騙す詐欺師が主人公の「クロサギ」もドラマ化されました。

なぜ、騙されるのか！？

その共通点は、「結婚」。
いずれも結婚を匂わせる言葉を口にするという事です。
ただ、ダイレクトに結婚を口にすると、婚約破棄などで慰謝料請求をされる事を詐欺師達はわきまえています。
ですから、「いずれ一緒になれたらいいね」「将来、こういう生活ができたらいいなぁ」と、間接的に結婚を連想させる言葉を口にして、相手の懐に入っていくのです。

出会い系サイト、結婚相談所、お見合いパーティーなどを舞台に、真面目に相手を求めている入会者を物色し、年齢や貯金・資産状況、近親者との緊密度などを会話の中から探り出し、「これはイケる！」と的を絞った相手に近づいてくるのです。最近は女性の結婚詐欺師が増えています。ニュースでも取り上げられています。

ネットを通じてある程度お互いを知る事ができ、危険がない相手と判断してから会えるということも、女性の詐欺師の増加の要因になっていると考えられます。

詐欺師は相手の心を利用してお金を騙し取るプロです。
好きだという気持ちが判断をにぶらせ、時間が経ってから騙されたことに気付く方がほとんどです。しかし、冷静になって自分は相手に大金を貸していないか、また、相手の素性を本当に知っているかを考えてみてはいかがでしょうか。

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