「浮気調査」カテゴリーアーカイブ

夫の浮気調査(大阪での依頼事例01-1)

アーチネクスト総合探偵事務所では、浮気調査は依頼全体の7~8割を占める。
盗聴発見や信用調査など、一部の調査に特化した探偵社を除いて、探偵業界全体においても同様のようだ。
浮気、不倫の男女トラブルは、警察は関与しないため、最後の砦は探偵となるのだ。

大阪府大阪市内での、とある40代の夫の浮気調査の依頼事例。

夫が風呂に入っている間、依頼者様である妻は、いつものように夫のスーツやシャツなどを整理していた。
夫のビジネスバッグにタオルが入っていたので、洗濯のために取り出したところ、1枚のレシートがヒラヒラと床に舞い落ちた。

「何だろう?」

何気なく見たそのレシートには、行ったことのない大阪駅近くのイタリア料理店の明細が…。

「えっ…!?」

料理とドリンクの内訳はどう見ても、2人分だ。

「今日は残業って言っていたのに!?」

金額はそこそこ高い。

(家族での外食は、いつも回転ずしやファミリーレストランなのに…!?)

思い返せば、ここ最近、家の中でもスマホを肌身離さない夫の姿をよく目にしていた。

動揺を抑え切れない依頼者様は、突然立ち上がる。
しかし、次の瞬間、「ハッ!?」と我に返った。

「浮気は証拠が全てなのよ!」

以前、探偵社に浮気調査の依頼をしたことのある友人の言葉が頭をよぎる。

(落ち着け、落ち着け!冷静にならなきゃ!)

高鳴る鼓動を押さえて、自分自身に言い聞かせる。

(とりあえず、カバンの中に戻しておこう)

「あ~、いい湯だったわぁ!」

風呂から上がった夫が、髪をバスタオルで乾かしながら、リビングへとやってきた。

「よかったわね。ビール飲む?」

極力いつも通りに装いながら、夫と接する依頼者様。
ビールを飲みながら、テレビを見る夫。
今日はいつになく、ご機嫌だ。

(そりゃ、そうよね…!)

心の中では、複雑な想いが駆け巡る。

こうして、大阪市内のごく普通の家庭で、ごく普通の生活をしていた依頼者様は、浮気調査を依頼し、浮気の証拠を手にすべく、夫との戦いの火蓋は切って落とされた。

浮気の慰謝料と精神的苦痛の度合い

これまで、浮気と慰謝料についてのお話をしてきました。
まとめると「浮気をされた事による精神的苦痛の度合い」、これにより慰謝料が決定されます。

そこにはこれまで述べてきた様々な要素が複雑に絡んできます。
より多くの慰謝料を手にするには、浮気の証拠と合わせて、精神的苦痛を受けた事を証明する必要があるのです。
例えば、心療内科の診断書や、食事がのどを通らない、睡眠を十分に取れない、仕事が手につかないなどを、日々の日記に記しておけば、
それは重要な資料の1つとなります。

パソコンやスマホなどの日記、メモアプリを使うより、手書きの日記を僕はおススメします。
直筆で綴られたノートは、裁判官が見ても印象が違うからです。

【浮気の証拠】
・ホテルや自宅の出入り複数回の出入り
・カーセックスの状況証拠

【浮気の準証拠】※これだけでは証拠にならない
・異性との食事、デート
・手を繋ぐ、ハグ、キスなどの写真
・異性からのプレゼントや手紙
・ホテルのカード、食事やショッピングのレシート
・メール、ラインのやり取り
・カーナビの走行履歴

【強さを持つ参考資料】
・帰宅時間のメモ
・日々の日記
・心療内科の診断書
・パートナーとの会話の録音データ

以前の記事でも述べた通り、浮気相手や夫婦関係の状況にもよりますが、平均的な慰謝料の額は、一般的には100万円~400万円の範囲です。

その金額を少しでも引き上げる事ができるよう、上記の証拠や資料集めを意識してみてください。

浮気の慰謝料と相手の謝罪や反省

浮気の慰謝料請求に当たって、その金額は相手の謝罪や反省の気持ちによっても影響します。

素直に非を認めて、反省の色が見えると、慰謝料の金額は減額される傾向にあります。
逆に、嘘を重ねて浮気を認めなかったり、謝罪や反省の気持ちが見えなければ、
悪意があると見なされ、裁判官の心象も悪くなるため、当然金額は上がります。
刑事裁判で言うところの情状酌量のような事でしょうか。

いずれにしても、証拠写真があり、浮気をしていたということを立証でき得る状況でなければいけません。

協議であっても、法廷の場であっても、同じなのですね。
裁判官であれ、依頼者様であれ、人は許す心を持っており、相手の謝罪と誠意が伝われば、怒りや憎しみの気持ちが減少するのだと思います。