先日、新元号の発表があり、「令和」に決定した。
はじめは、しっくり来なかったが、次第に聞き慣れてきて、なかなかいい響きだと感じ始めている自分がいる。
あと1ヵ月弱で「令和」元年がスタートするが、探偵業界に取ってはどんな年になるのか、推測してみた。
1.資格制が導入される
平成19年(2007年)6月に探偵業法が施行され、公安委員会への届出が義務化されたが、これは資格ではない。
現状、一部の条件に抵触する者を除いて、誰でも探偵業を経営する事ができるのだ。
これは、素人探偵が乱立することを意味する。
この状況は、探偵業界に取っても、依頼者に取ってもデメリットでしかない。
資格制になることで、一定レベル以上のスキル保有者しか、探偵業に従事できなくなる。
また、捜査令状のようなものが発行され、探偵にも特別な権限が与えられる。
2.調査機材がさらに性能アップ
十数年前と比べると、調査機材は格段に性能がアップした。
まだ、ブラウン管テレビが主流だった時代、カメラの性能もたかが知れていたものだ。
今になって思い起こすと、よくこんな機材で証拠を取ってきたものだと、あの時の自分を褒めてあげたくもなる。
今後はさらに小型化されたカメラにズーム機能搭載され、暗所撮影も容易になってくるだろう。
バッテリーも小型化され、10日間持続するものが一般的になる。
GPSも映画のように、小指の爪より小さいものが登場するであろう。
3.探偵のグレーなイメージが払拭される
今だ、探偵業界にはグレーなイメージがついて回り、依頼者は不安の中、依頼することも多い状況である。
これは探偵業に対する法整備が不十分だからである。
今後、法整備もさらに進み、テレビCMや電車広告で、「探偵」という文字が目に飛び込んでくるだろう。
パチンコ店は一昔前までは、胡散臭いイメージだった。
それが、今はどうだろう?
きれいな店舗と丁寧な接客応対のスタッフ、そしてテレビCMもよく目にする。
消費者金融もしかり。
子犬や芸能人を使用したCMが日々流れ、都市銀行の傘下となり、昔のような胡散臭さは今はない。
探偵業界にも、そんな時代が到来するであろう。